「狂い咲きサンダーロード」観賞。

とうとう来ちゃったよ。このＤＶＤボックスが。

石井聰亙作品集DVD-BOX 1 ~PUNK YEARS 1976-1983~

「百姓どもが！田んぼの真ん中で耕耘機乗ってろボケが！」という罵倒が心に刺さる暴走族映画でした。最初の３０分ぐらいは。
泥沼の暴走族同士の抗争に、右翼団体が絡んできた（このあたりで既におかしい)かと思ったら、本部のシーンのキャプションが「スーパー右翼本部」
スーパー右翼の建物の壁にびっしりと貼られている白い「世界人類が平和でありますように」の看板。そしてホモ。報復襲撃ダッチワイフとフリークス。
まるで世界が少しズレてしまったかのような異様な日常の果てにたどり着く廃墟にてもはや非日常の境を越え、止まらないクライマックスを向かえ
ブレーキなしで突っ走るジンの笑顔。
殊能将之の感想や須田剛一のはまり具合。映画秘宝での熱狂的支持と超カルト的な人気をはくすクレイジームービー。今度は深夜にヘッドホンで見よう。