「戦場でワルツを」鑑賞。

ちょっと前にヨドバシの3本セットDVDにて購入して積んでた映画。 ふと思い立って鑑賞。

戦場でワルツを 完全版 [DVD]

戦場でワルツを 完全版 [DVD]

観終わった後に軽く調べて、ようやく『レバノン内戦』を取り扱った映画だと言うことをぼんやり理解できた。


逆に言うと、そのことについてまったく知らない自分が見たこの映画を見て感じたのは
作中で描かれる、カメラ越しに「戦争」を、非日常としてフィルムに収めていた戦場カメラマンや、
20年以上前の記憶の底に封じ込め、幻影となって思い出せない戦争体験の正体をつかもうとする、監督自身の当時の記憶が
一気に現実を叩きつけられる瞬間を実感させることのできる、稀有な映画だった。


フラッシュムービーと3Dレンダリングの融合的なアニメーション技法は、描写と省略の取捨選択が日本のアニメと比べると違和感があるために
見始めはちょっと気になるのだけれども、まァ、そのうち慣れてはくるんで問題はない。
と言うか、慣れてからのラストシーンへのつなぎの演出がより効果的に心にくるものがあると思う。


素晴らしい映画体験だった。

前者が16:40〜18:24で、後者のラスト上映が20:40〜22:40か…………イケる!
……疲れるがな。