「アンチクライスト」鑑賞。

春のドキドキ映画鑑賞強化週間第一弾。
ダンサー・イン・ザ・ダーク」や「ドッグヴィル」で自分を打ちのめしてくれたラース・フォン・トリアー監督の新作でござい。

とある夫婦がセックスしてたら、そのあいだに幼児が窓から転落死。妻が鬱になりましてん。といったあらすじ。ざっくりすぎる。
プロローグの悲劇からしてすごく印象的で象徴的。浴室のものをことごとく押しのけながら情事に耽る夫婦と、3つのちいさな像に導かれるように窓へと歩み寄る幼児。
雪の降りしきる窓の外に、クマのぬいぐるみとともに転落する幼児が、美しいアリアとともに綺麗なモノクロ映像でスローモーションで映し出される。


セラピストである夫は妻を想うあまり、自ら心療を行う。 近しすぎるゆえに近親者の精神診療はタブーとされているのに。
心理療法として、二人が「エデン」と呼ぶ森の山小屋で休養することとなる。 が、自然の中で妻の症状は…。


各国各所で賛否両論喧々囂々、スタンディングオベーションとブーイングが巻き起こっただの途中退席だの国を挙げての上映禁止だのと、みんな映画好きなんだなァと。
とりあえず、自分のみてる上映ではドリルで退席者が出ました。確かにドリルのシーンとハサミのシーンはやばい。マジやばい。
ブーイングはともかく、スタンディングオベーションもどうかとは思うが。
色々と、象徴的なシーン、演出、ガジェットがわらわらと出てきて、初見じゃ「子供が死んで妻が病んで大変だった」という小学生レベルの感想しかないと言うボンクラ脳。
か、解説を…せめてヒントを誰かください……。
あ、あと「ヘビーレイン」をちょっと思い出したよ。