「おとなのけんか」鑑賞。

「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」の「シネマハスラー」にてハスリングされて、面白そうだったので調べて見て、観に行く。

子供同士の傷害事件に、穏やかに冷静に互いの両親同士の4人が話し合って平和的に解決。そしてお茶でも飲んで歓談を……のつもりが………。


いやー、面白かった…。酒飲み出したあたりの、あー、コレはロクな展開にならねぇなコレ…感がぱない。
帰るに帰れない展開のテンドンっぷりと、細かな伏線とその回収の微妙さのくすぐり加減が絶妙…。DVD欲しい。 舞台劇が原作と言うことで、会話劇の妙が素晴らしい。
性別、職業、社会的地位、個々人の思想と、様々な立場から、対立、孤立、結託する、それぞれの立ち位置の目まぐるしいほどの移り変わりに
共感し、嘲笑し、眉をしかめ、冷や汗をかく会話と展開の秀逸さ。 我が身を振り返ると、笑ってもいられなくなって……。
立った80分足らずでこの物語…初ロマン・ポランスキーであったけど、コレはいい映画体験だった。


そして、クリストフ・ヴァルツがええ声やった…