「滝を見にいく」鑑賞。

沖田修一監督作品に初挑戦。
 
7人のおばちゃんが、秘湯ツアーで山に滝を見に行くも、頼りない新人ガイドの手落ちで山中に迷ってしまう。
冒頭のバスのシーンから、どこにでもいるような7人のおばちゃんがそれぞれの個性をにじみ出しつつの見事な紅葉の絶景からのタイトルに圧倒されつつ
バスガイドのスットコ具合も相まって、山の中でえがかれるさまざまなおばちゃんの多面性。多様性。 まさに悲喜交々のおばちゃんたちは、かわいくてたくましい。
コミカルな遭難導入シーンではてんでんばらばらに個性を撒き散らしていたおばちゃんたちが、腰を据えて同じ飯を食うシーンからの、魅力的な言動がたまらない。
在りし日の恋を打ち明けたり、かつての流行歌を歌ったり、子供のようにはしゃいだり。 おばちゃんたちのパンズラビリンスかと。


おばちゃん観客が多いタイミングで見ると臨場感あるという情報に、レディースデイの夕方に観に行ったけれど、これ、昼の方が多かったかな。
でも結構笑い声はあがってたから楽しかったなー。 それにしてもあのガイドはかわいそうすぎるとはおもう。


母親たちの観た感想とか聞きたいなー。 DVD買うかな。